2008年2月22日金曜日

【2008年2月11日】



パパ…
この日のお仕事の準備も始めていたのでしょう?

毎年準備を重ねて
日本各地へ映像を配信していましたよね…

パパなら、一枚目の画像を見ただけで
すぐにわかりますよね…



小夜子は数年前に一度行ったっきりで
その後は毎年おうちでぬくぬくとTVを通して
パパが映した映像を眺めていました


今年は、お招き頂き
パパの昨年のこの日のお仕事中の写真を持って
来賓席から見入っていました


少し離れた来賓席でも
炎の勢いが強くなると熱くて熱くて
殆どの来賓の方々は違うところへ行ってしまわれました


でも、パパは毎年この炎のうんと近くで
ずっと撮り続けて電波に乗せてきたんですよね…


パパのお仲間の撮影風景を観て
残雪の中に足を入れ
少しでも良い映像を届けたいという情熱に
小夜子の心も熱くなりました


帰りに撮影本部に寄らせていただいた時
会社の皆さんが小夜子が連れて行ったパパの写真と
全く同じ写真を会場がよく見える方向に
立てかけていてくださっていたことを知り
また、涙が溢れました

「お父様は本部だとこの場所からいつも眺めておられましたよ…」
素敵なお仲間とご一緒に
命尽きる日まで
大好きなこの仕事を貫いてきたことは
パパにとって本当に幸せなことだったのですね…


今年はパパの代わりに
ド素人の娘が撮ったスナップ写真で
苦笑してちょうだいね…


お山を降りてお家に帰ってきたら
日陰で上手に融け残った
昨日とは別の雪だるまさんを発見!
少し困ったような泣き顔のような表情のお出迎えに
心 和まされました




小夜子@o(・"・。)β。.:*・゚☆.。.:*・

四十九日の法要

【2008年2月10日】


昨日の雪が融けきらずまだ京都のあっちこっちは
白いところが残っていました

実は急いで昨日納車していただいたのは
今日がパパの四十九日の法要だったためです

場所は京都の山の麓のお寺さん
山の麓とは言っても、そうとう急で狭い坂道を
登っていかなければなりません
雪とか関係なく、厳しい道です

ご住職の
「坂の下の民間駐車場から連絡くだされば四駆でお迎えに行きますよ」
とおっしゃる優しいお言葉に甘えさせていただき
やっとたどり着いた世界は
とても素敵な風景でした


パパはクリスマスの日にお星様になり

雪景色の中あっちの世界に渡ってしまったのですね…


お寺の中はとっても暖かく

入ってすぐの間で出迎えてくれたのは

今年の干支のねずみさん

夫婦なのでしょうか…

この世でずっと共に歩んだ夫婦が

違う世界に引き裂かれる日に

なんだか悲しいような気がしたのですが

きっと心はずっとそばに寄り添って居るってことなのよね…



小夜子@o(・"・。)β。.:*・゚☆.。.:*・

雪001

【2007年2月9日】



元々小夜子は"雨女”

何か行事があるときには決まって空が泣く

今日は納車の日

もう何年も乗っていなかった右ハンドル車でしかも運転席が高い位置にあるクルマ

自信がないと弱気になっていたら

「納車した後、教習付きにしてあげるね」と

いつもお世話になっているクルマ屋さんに言われていたので

とっても心強かった


それなのに…

納車でクルマの説明を受けている間に

どんどん空から白いものが舞い降りてきた

「この雪は積もるよ…」

「ウッソォ~(笑)」

ジョークだと思っていたら

瞬く間に積もり始めた

「これじゃ、今出かけたら帰ってこられないよ…」

小夜子のOPELは車載車に載せられて既にもう一人のクルマ屋さんが

持って帰ってしまっていて

小夜子は教習の仕上げにその方を駅まで送っていく予定だった

「今日は、クルマは出せないから、近くの駅まで歩いて帰るね」

とっても不安な小夜子を残して

「明日はタクシーで出かけた方が良いね」と急いで帰っていかれた

明日と明後日はどうしてもクルマが必要だと急いで納車をしてもらったのだけれど

「これじゃ危ないから諦めなきゃね…」

クルマの中で時間を過ごしていてもますます勢いをまして降り積もる雪に

小夜子は仕方なくクルマを降りた


ご近所の女の子が珍しく積もった雪に

とても楽しそうに遊んでいる

「こんにちは。こんなに雪が積もってきたら、雪だるまさんができるね♪」

そう言って小夜子は暖かいお家へ入った


数時間後、お家を出ると

女の子が作った雪だるまが

黄色い傘を着せてもらってチョコンと立っていた

小夜子にも雪に心躍らせた幼い日があったなぁ…

雪は風景を白く染めるだけではなく

小夜子の心をも白く染めた


今日からは"雨女"ではなく

穢れなく暖かな"雪女"でもいいなぁって思った




小夜子@o(・"・。)β。.:*・゚☆.。.:*・

2008年2月18日月曜日

愛車001

【OPEL アストラ】


実は、5ナンバーのアストラは2代目でした。


現在のアストラは3ナンバーになっているので


初代アストラがいよいよもうダメってなってから必死で探した一台です。


どうしてもこの乗り心地が好きで、実は初代より1年古い年式のものでした。


それでも、先のクルマがオーバーヒートするのに対して


この子は夏の猛暑にもめげず、高速走行ではますます元気になり


ノーマルだというのに峠の坂道にもタイトに挑んでゆきました。


ホンマに優等生やった…。





それでも、昨年あっちこっちから悲鳴をあげだして


パパとはきっちり直すか、乗り換えるかのどちらかを


そろそろ選択しないといけない時期に来てるよねって


話していたところだったんです。





小夜子にとっては、お気に入りということもありましたが


クルマは大切なパートナーですので


最期まで乗ってあげたいという主義ですし、


それに、登録ナンバーはパパのお誕生日にしていたので


もうちょっとなんとかがんばってほしいなぁって思っていたのです。





そうこうしてる間にパパが倒れてしまい、


一度も意識が戻ることなく相談できないままに


遠い世界に逝ってしまったのです。





それでも、悲鳴をあげながら


ICUへかよう小夜子たちを一生懸命


毎日運んでくれてありがとう…





パパの葬儀を終えて間もなく


この子も動かなくなってしまいました。





お疲れさま…

これからはパパを行きたいところへ連れて行ってあげてね

本当にありがとうね…


★小夜子★