あの日見たぼんやりした光は
そっと小夜子をのぞきに来てくれていたあなただったのでしょうか…?
小夜子のワガママな態度から背中を向けられた
小夜子の想いをぶつけることもしなかったのは
きっと小夜子の心を正確に映す言葉を
見つけだすことができなかったから
不器用な態度をとってしまった
どんなに抱きしめてほしかったか
きっとあの人にはわかっていたのね…
意地悪な言葉混じりで
小夜子がお電話しやすいように
もっていってくれたのは
あの人の大人の優しさから…
小夜子の今の状況を
まだすべては伝えてはいないけれど
支えてくれる心強さは
同じ夢を追えそうな不確かな吉兆を連想させれくれる
それだけでも小夜子にとっては
希望の象徴なのかもしれない
また次の一歩をぎこちなく歩き出した
クールな表情で手を取ってくれたとき
暖かな体温を感じた
そして小夜子はまた子供みたいに
…泣いた
★小夜子★
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