2007年10月17日水曜日

孤独001





[現実からの逃避]



朝方まで毎夜続く仲間たちとのワイワイの宴

そこから現実に戻ったとき

今向き合うのは孤独



吸い込まれそうなほどの深い闇

どこまで続くのかわからない闇



泣き疲れたら

眩しいくらいの太陽が照りつけていた


表に出ることを拒みながら

睡魔に飲み込まれた方が楽になれると

無理に目をとじて堕ちてゆく




太陽が西に傾く頃

仕方なく外に出てみる

それでも闇へ導こうというのか

ギラギラ高笑いしているかのような

けたたましい眩しさ



ワイパーでも私の涙はぬぐえない

もう、どこにもわたしの居場所はない

孤独で孤独で孤独で…



毎夜訪れる宴の時間が

今では深い闇への花道のようにさえ思える





★小夜子★

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